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March 11, 2007

ロダン展は3/25迄

只今静岡県立美術館では「ロダン 創造の秘密」展開催中。ブロンズだけでなく石膏も沢山来てます。従来石膏作品ってのは大理石やブロンズ作品の「原型」としてしか使われていなかったんですが、ロダンは石膏の特性に注目し、光を吸収し柔らかい凹凸を表現する為の素材として積極的に使ったお人。
この展覧会では黒くて「ぴかぴか」なブロンズと白くて「しっとり」な石膏作品。あと大理石作品(白くて半ぴか?)やロダン個人が収集した古代ローマ美術(断片が多いですけどもね)を並べることにより、ロダン特有のアサンブラージュ(よせあつめ)やトルソ(イタリア語で「木の幹」。胴体だけの彫刻なんぞのコト)なんかの制作の秘密に迫ろう...というモノ。


Lepolt

ほんでまぁ初手から話が脱線しますが石膏彫刻と言えば美術室でデッサン用。これは「ラポルト」...なんだけど「後ろのはなんだぁ???」って思われました?。ぢつはこういうコトです。

Rimg0092
大きめ画像

後ろの大きいのがデッサン用石膏像のホンモノ。手前のはYujin謹製一回し200円のカプセル文化講座 石膏デッサン入門なる「ガシャポン」なのでございます。
ラポルト,メディチ,マルス,ブルータス....美術を志した人ならば、基本の習得やら美大受験の準備やらで先生にボロカス言われながら色んな角度から散々に木炭で書いて書いて書いて...石膏デッサンったら正に「青春の光と陰」なんだそうですf(^ー^;。
ちょいとその筋!?の人から頼まれまして、石膏タイプ10体に大理石タイプ10体のフルコンプ20体仕入れて某所実技室に持ってったらさぁ大変。胴体に別の首入れてみたり、同じ奴に「にらめっこ」させてみたり本物!?出してきて並べたりで大盛り上がり(^_^;)。

ワタシは美術っても作る方の訓練は一切受けておりません。ま、作品に能書き書く方の訓練うけた人間ですからしまして石膏デッサンを巡る深い話題にはついて行けませんので、適当に抜けていざ展示室へ...って何処の実技室かバレバレぢゃ(^◇^;)。

展示室をウロウロしますに...どぉもロダンって人は荒川選手の「いなばうあー」的というか、ちょいと無茶な姿勢で後ろに反った時の背筋が好きだった見たいですねぇ。露出展示でボンボンおいてありますから、ぐるぐる作品の周囲を回ってみますと、どいつもこいつも妙ぉ〜に「背中が格好良い」のです。
代表作「考える人」の後ろ姿ってもカッコイイですよ(^_^)b。「考える人」って左手を左足に置き、強引にカラダ捻って右手も左足に置いてんです。其のせいで後ろから見るとシルエットが逆三角形と三角形の組み合わせになってて迫力的でよろしいです(^.^)。

あとですね。首を斜め後ろに反らせたときの首筋のラインも好きみたいです...聞いた訳じゃないから解らないけど、女性像って大抵そうなってますです。
今回チラシに使われてる「私は美しい」「眠り」なんて見事にそう。コトに前者は男性が女性を抱え上げてますから、モロに「女性の首筋」「男性の背筋」が見所になって...いるようにしかワタシには見えませなんだ。

さてさて。のつのつと見て行くと展示はアサンブラージュ(寄せ集め技法)の部屋へ。えっとですね...ロダンってねぇ...きっと色んな形組み合わせるのが好きだったんでしょうね、きっと。とにかくモデルさん見ながら粘土で形作るのは異常に速かったといいます。そうして作った粘土原型をすぐ石膏にうつしておき、色々組み合わせて一つの作品に仕上げる。場合によっては同じモノを巧みに組み合わせて作品にしちゃうってコトをはじめた人なんだそうです。何でもかんでも型にとったらしく、胸像の土台が本だったり植木鉢!?だったり...ま、それをアサンブラージュと呼ぶですけどね。

んで、この部屋見てからもういっぺん元に戻って彫刻の周りをくるくるくぅるくる...展示の仕方もあるんだけど、なんで「正面」さがして回っちゃうかなぁ...普通作家さんが見てた一点に止まるモンなんだけど...あれぇ...なんか妙ぉだぞい....。
あのですね、バランスが崩れたり戻ったりするです。モデルさんの静止した一瞬をとどめたモンでは無いようなのです。一見ばしっと写実なんですが、この感覚を覚えてから注意してみると、解剖学的には無茶苦茶みたいですよこれ。「あんときの胴体」に「こんときの手」と「こないだの右足」に「さっきの左足」をくっつけた感じ。違う瞬間の部分を組み合わせてある、とでも申しましょうか。それだもんで安定して「どん」と立ってるべき彫刻が、見る角度によって「表情が変わる」なんてもんじゃなく「動いちゃう」ように見えました。

これ...ロダンさん、きっと色んなモノや小さな像を「寄せ集め」やってるウチに面白くなって弾みがついて、一つの像のなかでもあれこれ組み合わせて作ってるでしょ?。確かに彫刻に時間と動きを持ち込む画期的な方法だけど、そんなコトは結果でホントはあれこれ組み合わせるのが楽しかったんでしょ。いまさら怒らないから、そこんとこ正直にゆってごらん(^_^;)。
さっきみんなで「がしゃぽん」のミニチュア石膏像バラして無茶組みして遊んでたよぉなコトを「もっともらしいかお」で一日中やってたっしょ。それが面白くなっちゃって、細かい人物の組み合わせにハマったモンだから「地獄の門」完成しなかったんでしょ、怒らないから正直にゆってごらん(^_^;)。

....ま。展覧会見て...何だかんだいって、女性関係のグシャグシャさやら作品の作り方やらなにやら...19,20世紀仏蘭西の美術家さんですね、ロダンって...ってのが感想で御座いますm(__)m。

静岡県立美術館「ロダン 創造の秘密」→http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/rodin.html

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