« 暇人だものVol.3 | Main | 土用の丑の日うなぎの日(^^) »

July 21, 2007

Uomo allegro,Dio l'aiuta

そもそもの始まりは、ですね。ブラバンで合奏練習してて先生に、ですね。「Tubaさん、今はゆっくり練習してるけど、ここは"Allergro"なんだからそのつもりで」って指示されたコト。

はて???。

教科書には「Allegro=快速に,急速に」って書いてあるし...ゆっくりでAllegroって???...昔ながらのゼンマイで振り子!?振らせてカッチカッチ音出すメトロノームでも「重りを下にさげた速い方」にAllegroって書いてあったし、はてさて????...と理解不能モードに陥ったですよ、ワタシ。その場は他の人に合わせて適当に誤魔化しましたがf(^ー^;

でもしばらくしてですね、「ひょっとして、伊太利亜語の本来の意味は『速く』と違うのかぃ???」って思い当たりました。
いえね。美術のほうでも「"Post Impressionism"を"後期印象派"って訳しちゃったモンだから話がこんがらがってる&説明がヤヤコシクなってる」事実ってがありますし、「アトリエのシェフ」ったら本来仏蘭西語ぢゃ「作業場の親方or責任者」って意味になるけどカタカナ日本語だと感じが違うって事実もあるです。
ならば、辞書引くしかあるまい、と。出来れば伊伊辞典を伊日辞典と首っ引きで...ところが手頃なのがどっちも無いんですよ。最近は伊太利亜ブームってんだから、そこいらに有ると思ったんだけどなぁ(__)。

諦めかけたけど「持つべき物は友」です(^^)。クルマ関係仲間の伊太利亜方面派!?から教えて貰ったのがこちらの本↓

ISBN4-11-880227-9
これで納得! よくわかる音楽用語の話
           関 孝弘 著,全音楽譜出版社
1900円+税

大きめの本屋さんをシラミツブシにしましたが見つからず(__)、ふと思い立って寄った楽器屋さんで見つけました(^^)。
下のアフィリエイト表紙絵画像クリックで内容紹介が出ます。ついでにご注文頂きますと、ワタシの懐にガッポガッポと不労所得が入るので是非(爆)。





こちらによりますと本来"Allegro"って「陽気に」「楽しい」「明るい」ってな意味だそうです。
んで、ドキドキワクワク楽しい時ってなにがしかの「爽快感」「高揚感」が伴いますでしょ?。そいで「爽快感」「高揚感」に満ちてウキウキしてるときって足取り軽くサッサカ歩きましょ??。サッサカ歩いてると結局"早足"になりましょ???。

成る程いくらゆっくり練習してても、「ベタベタ重暗い」のはアレグロとちゃいますわ...楽譜にAllegroって指定=さぁ楽しくご陽気に(^^)ってコトかぁ...納得納得。




この調子で他にもイロイロ伊太利亜人が日常使ってる意味orニュアンスを引きながら音楽用語をわかりやすく説明してありまして、目からウロコが落ちる落ちるf(^ー^;。
読んでますと伊太利亜人の音楽芸術生活に対するモノの考えたかたもかいま見え、合奏好きでなくとも面白いです。
クルマ好きな向きにはFIAT,ALFA,Vespa等々の伊太利亜車がなんで「あーなってる」のか、なんとなくわかります。

にしても母音たっぷしの伊太利亜語って、「語学が"無理"(^^;」なワタシでも聞いてて気持ちいいよな(^^)。
クルマでも"スパイダー ベローチェ"とか"クアットロ ヴァルヴォーレ"とか"クァトロポルテ"って書いて読むとカッコイイものなぁ...と思ってまたも友人つかまえて聞いてみたら、やっぱ伊太利亜語でも音が奇麗で伊太利亜人でもワクワクする響きのモノだからクルマの名前にし、綴りをバッジにして車体に付けるんだそーです。

そーだろな、発音して気持ちよくなきゃわざわざ付ける名前ぢゃねーもん...だって、例に挙げた言葉の意味は、順番に、「快速無蓋車」「(気筒あたり)四弁」「ドア四枚」ですもんさ(^_^;)。

とはいえ。色々読んで意味がわかったとしても...実際の演奏のウデが上がるモンではありませぬ(__)。本読んでるヒマに楽譜読んで唄ったほーが余程実際的でありますな(^◇^;)。

SpecialThanks
「い」様→http://lagenda.seesaa.net/
isida様→http://web.mac.com/a_isida/iWeb/Site/
大豆大臣様→http://blue.ap.teacup.com/autoprimula/

|

« 暇人だものVol.3 | Main | 土用の丑の日うなぎの日(^^) »

おんがく」カテゴリの記事

身辺雑記」カテゴリの記事

Comments

そう云えば,文字通り AUSTIN Allegro ってクルマがありましたねー.
あの格好を見ると「あゝ英国人も解ってねぇ,解ってねぇよアレグロの意味」と
思ってしまいますがw

Posted by: 「い」 | July 21, 2007 at 12:06

昨日の練習で見せていただきありがとうございます。
いや〜面白い本ですね!!

あれは買いだと。

以前、フランス音楽をやった時に
「言語(フランス語)を理解すると音楽も理解出来るよ」
って友人のプロ指揮者が教えてくれたのでチャレンジしたものの
「ぼんじゅーる」で終了してしまいました(^^;

Posted by: たろ〜ちゃん | July 21, 2007 at 17:50

>「い」様

その節は色々とご教示頂き有り難うございましたm(__)m。

>>AUSTIN Allegro

英国上流階級の女性or男性って、上品で優雅だけど全っぜん美人or美男子ぢゃ無いと思ってます...大体でけーんだもん。そゆ人達を頂く英国人にしちゃ目一杯頑張って気取って見たんでしょうが...アレグロの解説を読んでしまうと「あんな妙に間延びした爽快感ゼロのアレグロなんて有るもんか」ですね(^^;。

上品で豪華で優雅だけど些か、ちと...って特徴に開き直ればジャガーぐらいは作れるのですかね?>英国人。

まぁ軽快感の無さではワタシの音のほうが酷いんですけどね...ボチボチでもなんとかならんかなぁ(__)。

Posted by: 1sugi | July 21, 2007 at 20:55

>たろ〜ちゃん様

>>例の本

なんでもかんでも本から入るのが屁理屈っぽいワタシの欠点なのですm(__)m。が、本の値打ちが下がるワケではないです。一読をお薦めします、面白いですよ(^^)。

で。

ご教示頂きましたとおり、問題の箇所を「唄って」みました。いやぁ、ブレスの場所とかもはっきりしてきてよいです(^^)。また色々と教えて下さいm(__)m。

Posted by: 1sugi | July 21, 2007 at 21:03

> 上品で豪華で優雅だけど些か、ちと...って特徴に開き直ればジャガーぐらいは

これはワタシの勘なんですが,どうも英国人ってのは “elegance” って意味もイマイチ解ってないかも知れませぬ w
確かこの言葉自体も15世紀ぐらいに外来語 (ラテン語起源) で取り入れた言葉ですし,英国人が思う古典ラテン文明って,神代の昔にユリウス・カエサルが日本武尊のようにチラっと来て帰ったっけなぁ.とか,ハドリアヌス帝か坂上田村麻呂か,という程度なので,理解に頓珍漢な所があるのではないかと.

つまりそのぅ,ラテン語の “elegans”,イタリア語の “eleganza” って,原義は「精選された」っていう意味合がある筈で,“select” って言葉と語源を同じぅするのだと思いますが,無駄なものを削ぎ落して本質を磨いたスッキリした状態だと思うんですね.無理に日本語で言うと「粋 (スイ)」に近いというか.
それが英国人に掛ると,どうもあちこちにスターリングシルバーのモールを付けたり,磨いた銘木を貼ったりと,削ぎ落すのではなく,くっ付けて行くやりかたを致します.

事の善し悪しではなく,そういう感覚の最たるものが JAGUAR の JAGUAR たる所以でありますれば,あれをもって英国人が,“elegance” と感じているとすれば,これは矢張り原義を曲解しておるのであろうと,まぁそう考えるワタシこそが曲解してるのかも知れませぬが w

Posted by: 「い」 | July 23, 2007 at 19:22

>「い」様

>>英国風
英国製で名品と言われるモノって...高価な物を「あーでもないこーでもない」と案配してるウチに「なんか知らんがそれなりに纏まっちゃったちゃった」的というか...確かにそういった風な感じがありますね。大抵突然変異的単発だもの(^◇^;)。
そのへん善き「アマチュアリズム」とも言えるでしょうし、そういうの嫌いじゃないですが、スレッカラシで大人で妙に冷静なイタ公に「へ〜え。ぢゃぁきっとこーゆーの好きだろね。わからない奴に本気出してもつまんないし...」って手抜き仕事でボッタクラレそうでし(^_^;)。

でも、ゴテゴテに新たにくっつけるべく珍奇なモノを探しに七つの海をノシ歩く根性はすごいな、と>英国人。

Posted by: 1sugi | July 23, 2007 at 22:15

でw イタリア語で,そういうような,じゃかすか色々くっつけた趣味の事を,“Veneziano” と申しますね.すなわち,ヴェネツィア風とはどういうことかと申せば,往古より中近東や小アジアなどの外世界と船運で交易があり,珍奇な異国の文物を山盛りにした趣味.と云う事でして,日本的に翻案すれば長崎阿蘭陀趣味.とでも申しましょうか.建築で申せば,サン・マルコの,パラッツォ・ドゥッカーレなどですが,これは非常に異教的と申しますか,イスラームやヘレニズム美術とヨーロッパ古典主義の折衷様デザイン.これを転じて皮肉な意味で「悪趣味」のニュアンスがございます.

英国の海洋立国コンセプトというのは,中世ヴェネツィアの国家経営手法を全世界に拡大再生産したと言って宜しいわけでして,そこに共通したものがあるのは,ひとつの必然と申せましょうね.面白いのは,近代英国人も中世ヴェネツィア人も,住民の方は非常に地味な格好と質素な生活をしておりながら,ハコモノは非常に装飾的である.という妙な共通点もございます.

そう云えば,音楽も,ヴェネツィア楽派はものすごく装飾的な印象がありますが,これも異国の技法を色々取り入れたからなのか,このあたりはまだまだ耳を付けてないものがワタシも多いので,後の英国のバロック音楽趣味と通底するものがあるのかどうかは,我が老後の探求の愉しみであります.

Posted by: 「い」 | July 23, 2007 at 23:12

>「い」様

>>珍品山盛ヴェネチア風

日本ですと室町時代は北山文化の「唐物趣味」になりましょう。勘合貿易バブルに沸いたその時代の「お茶」といったら唐渡りの道具お軸を並べたてたギンギラ趣味。お茶会自体も有力武家の「ニューアイテムみせびらかしっこOFF会」ですもの(^^;。
以前に東博で大名茶の会場、所謂「会所」を再現した展示を見ましたが、珍奇な渡りモノをこれでもかと並べたモノでありましたっけ。建築にも金閣なんちゅーアレコレをつっつき混ぜたモノがあります。
外国から色々珍品が入ってくると派手派手になるんでしょうか???

>>音楽探求
こちらの方でもまた色々とお話をお聞かせ下さいまし(^^)/

Posted by: 1sugi | July 24, 2007 at 00:57

> 唐物趣味

なるほど.考えてみればヴェネツィアのアキンドや大名もアラビア原産の珈琲ですとか東洋渡りの豪奢な陶磁器のコーヒーカップなぞを見せびらかして妙に贅を競った歴史がございますね.これぞまさに西洋版の唐物数奇茶.やれアラビカだのキリマンジェロだのと豆に凝ってみせるも,本邦の闘茶に酷似しておりますね.

思えば英国の紅茶趣味ってのも,文字通りの唐物趣味でありますな.人間ってのは洋の東西を問わず,環境が似ておると似た事を考え出すものでw

Posted by: 「い」 | July 24, 2007 at 20:42

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36329/15828296

Listed below are links to weblogs that reference Uomo allegro,Dio l'aiuta:

« 暇人だものVol.3 | Main | 土用の丑の日うなぎの日(^^) »