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October 11, 2008

「映像にのこされた富士」展の宣伝です。

95mm
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さても。

本日より富士市立博物館にて「映像にのこされた富士」展がはじまりましたです。昭和初期に撮影された9.5mmフイルムの動画をデジタル化したものを上映してます。

フイルム幅9.5mmってのも聞き慣れない規格ではありますが、仏蘭西のパテー社先導の規格で、フイルム送りの穴ボコが中央に一列空いているのが外見上の特徴。両端に空いてる8mmより露光面積が格段に広く画質が良く、大正から昭和初期にかけて「小型映画撮影・上映システム」として一定の支持を得ていたモノらしゅうございますよ。

んで。

富士近辺や沼津・富士五湖なんぞで撮影したモノが10タイトルあり、お好みのモノを選んで見て頂くコトができます。70余年前の運動会やら家族旅行の様子を、スチルではなくムービーで見ることが出来るってのは有りそうで無いモノでございますよ(^_^)b。

また。

上映動画からのスクリーンショットと夏から手分けして撮り歩いた写真を並べ、昔と今とを対比できるようにもなってますし、東京国立近代美術館フイルムセンターからお借りした当時の機材も展示してあります。勿論元々の9.5mmフイルムも(^_^)b。

ま。

全タイトル見ると小一時間つぶせて、入場料金も「高校生以上100円,小中学生50円,小学生未満無料」とゆー平常通りでやってますので対費用効果もよい!?し、隣には大きな公園も御座いますのでお気軽にどーぞ(^^)。

P.S
9.5mmはアセテートセルロースフイルム、所謂セーフティーフイルムであるようで、外箱にも大きく安全な旨が書かれております。

それまでのニトロセルロースフイルム(ニトレートフイルム)は燃えやすく、ときに上映中に映写機の熱で発火したりなんだりで危険物指定も受けていたとか。

家庭用・普及用として売り出されたのみならず、現在のセルDVDのごとく家庭向けにメジャー映画タイトルの販売もなされた9.5mmなので、そこいらの対応は早かったのですね。

ただし。セーフティーフイルムは劣化しやすく、「すっぱいにおい」を発散して駄目々々になってしまう欠点があり、それを克服したポリエステル・フイルムが出たのだ革新だぁっ!!って話題になったのはそんなに古い話でも無かったような...AF機が出た頃ではなかったかと記憶してます。

あ。

セル9.5mm!?ですが...今回は上映してません(=デジタイズしてない)けど、「血煙高田馬場」とか「チャップリン大喜利」とか「科学映画 エビ」とか面白そうなタイトルが何本かあり、現物を展示してます(^^)。

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Comments

中央にパーフォレーションってのは,どういう体かと思えば…ははぁなるほど,そういう仕組ですか.いいアイディアなのにフォーマットの命はあまり長くなかったのですなぁ.それを思えばシングル8なぞは,まだ生きておるらしいので結構長保ちですね.

> 70余年前の運動会やら家族旅行の様子

大阪万博前後にはシングル8ってやつ,えらく流行って,どこでもカメラ回してるお父さんが居たものですが,あれも,あと30年ほどで70余年前となりますな.その時にはたぶん映写装置も希少となり,こういう企画展でもなければ観られぬものとなるのかも知れませぬ.

# それどころか我が家ではVHSやカセットテープの再生装置も既に壊れてそのままで,メディアのみが徒に場所を取っておりますが.

Posted by: 「い」 | October 12, 2008 at 12:30

>「い」様

高いが買えないコトもない価格設定である&時間かけて数が売れたフォーマットっててのは生き残る率が高いのかな、などと思ったりします。

16mm,1in,VHS,LD...あっちゃこちゃの視聴覚資料室に累々と積もってます。20年ぐらい前に最新鋭で揃えたトコロなんて、その後更新できてるのかなぁ...。

そーいえば。

デジタルの時代に名のみ残す「APS」のフイルムってまだあるのですかね?。

Posted by: 1sugi | October 12, 2008 at 20:23

スチル写真はラボに出せば安価でCDに焼いてくれますが,動画や音源も安くやってくれるようになるといいんですがねぇ.

Posted by: 「い」 | October 13, 2008 at 12:21

APSのフィルムはまだネガカラーの一部を生産しているようですが、さすがに専用カメラは無くなったようです。

ところがどっこい、FUJIFILMの「写ルンですデート1000」はAPSフィルムを使っています。
http://fujifilm.jp/personal/utsurundesu/superior/index.html

APSの日付記録機能を利用して、プリント時にプリンターで日付を印字しているのでしょう。

Posted by: akira isida | October 13, 2008 at 16:27


面識のあるリタイア老人で,オープンリール→カセット→ベータ→VHS→8ミリビデオ→DVD (一部ビデオ CD)と,幾十年に渡る大量のソースを毎日延々と新しいメディアにアップデートし続けている人が居ります.内容は他愛もないファミリースナップの類だと思うのですが.

本人は「終わる前に僕の寿命が尽きるね」と達観してますが,ワタシなら,そういう「メディアの重さ」に晩年の貴重な時間を無駄にしたくはございませぬ w

出来れば今のうちにネガもポジも LP も LD も VHS も,さらに出来れば貸倉庫に死蔵している2t にも及ぶ蔵書もディジタル化して,オンラインストレージにでも置いておきたいですな.

いくら大量のライブラリがあってもラクにに引き出せなきゃ意味がないというのは,たった2万にも満たぬ手持ち楽曲を iTunes に入れただけでも実感しておる次第.

Posted by: 「い」 | October 13, 2008 at 22:12

>isida様

流石フイルム屋さんですね>ふじふいるむ

APSってAPS-CとかAPS-Hとかの規格であるとか、インデックスプリントなんかの仕様でしか残ってないと思ってました。

しかし、ISO 1600だの1000だのが普通なんですね(@.@;

Posted by: 1sugi | October 16, 2008 at 19:24

>「い」様

物理的に「重い」のは腰が悪いワタシには辛いです(w

一応まぁCuratorってよかLibrarian,Registrarなのです。モノの持つ圧倒的な力に魅せられ、かつ、怖れを抱かねばならぬ商売です。

実物,保管場所,データの整合性をとりつづけ、即座に出るようにするのは手間のかかるモノでございます、はい。

Posted by: 1sugi | October 16, 2008 at 19:31

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